【怪談探書宴9月16日(土)旧田中家住宅】

先日の9月2日(土)に旧田中家住宅で開催させていただきました「怪談夜宴ー百鬼ノ夜ー」は、無事に怪しく美しい夜を皆さまと楽しむことができました。

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氷柱のしたたる音が響く会場の茶の間、庭の風がだんだんと寒く感じられた朗読者の怪談公演。
まだ蒸し暑い時期の会場が、みるみると涼しくなっていったあの様子を会場に居た方と共有できたことは嬉しい思いです。

 

第一部 朗読者公演作品は以下。

鏑木清方 「幽霊の写生」 
小泉八雲 「むじな」「葬られた秘密」
泉鏡花 「夜釣」

演出 北川原梓 出演 奈佐健臣、河崎純(コントラバス


「夜釣」には私もたまげましたが、泉鏡花ファンの方々が「泉鏡花は音で聴くと最高・・」と感想を言われていたのが印象的。

文化トークの時間には妖怪研究家の湯本豪一氏をお招きして妖怪と怪談をテーマにお話させていただきました。”不思議な話”のひとつである妖怪というジャンルが持つ噂のエリートとしての面白さがわかる資料をたくさん見せていただきました。目に見えないものを信じたい気持ちやそれに惹かれる気持ちを、小説家も、絵描きも、彼らがまた興味の対象としていた昔の人たちも、それぞれ持っていたことをお話聞けておもしろかったです。

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つづく「怪談夜宴ー幻想ノ夜ー」の打ち合わせも終了し、チケットも有難いことに売り切れ、心地よい緊張感がつづいています。
会場の旧田中家住宅は埼玉県屈指の重要文化財。今回、非常に自由な使い方をさせていただいていることを大変うれしく思います。

泉鏡花小泉八雲鏑木清方といった怪談文学やその背景をさらに堪能する文化トークを楽しむ「怪談夜宴」のチケットは完売となりましたが、
同時開催の「怪談探書宴」はその前の13時〜16時の間だけ開催される書店の宴・・・!

参加書店はどちらも大変個性的な選書をされて参加されています。二度と隣同士に並ぶことはない書店同士の生み出す空間が書店好き、本好き、建物好きにはたまらないことこの上ありません。もちろん、怖いもの好きさんにも見て欲しい。

参加書店:しばしば舎(蕨駅から徒歩圏内、斜めでするどい視点)、カストリ書房(吉原の入り口にて赤線・遊郭とその周辺カルチャーを発信する)、Pelekas Books&Gallery&Bar(誰もが来られるのに不思議な空間)よたか堂(自作の表紙が心にのこる)、忘日舎(世界と視点を広げてくれる空間)、古書ドリス(異界への誘惑、未知の世界に惹きつけられる)、トムズボックス(もう店舗はない、実際に手にとることができる貴重なチャンス)、朗読者(文学を体感する)

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「怪談探書宴」
9月16日(土)13時〜16時
会場:旧田中家住宅 (埼玉県川口市末広1−7−2)
料金:旧田中家住宅 入館料 200円
東京メトロ南北線直通 埼玉高速鉄道川口元郷駅」2番出口より徒歩8分

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