「かみさま夜会」&「マイ宗教をつくろう!」レポート。

根津夜会さんといっしょに開催したかみさま夜会と、阿佐ヶ谷A-CAMPさんにてひっそりと開催したワークショップマイ宗教を作ってみよう!@阿佐ヶ谷a-Campがつづいたなにやら神秘的な週末でした。

 

f:id:fuyuhatsutomete:20170124160535j:plain



かみさま夜会
6名の参加者が来てくださり、各々の視点から見た「かみさま」についてのあれやこれやを聞き出せて大満足でした。
かみさまは信じてないよという方が1、2名いましたが、それでも初詣は行くし「かみさま」あるいは「宗教」に関心があるというのは面白いなとおもいました。そういう文化のところに暮らせていてよかったなー。


まずは皆さん自己紹介。その際に好きな国や地名をそれぞれ言っていただき、後でその土地のかみさまについてお話ししていくようなスタイルとなりました。
初対面の人と話すときによく話題に困ることがありますが、
「え、北海道出身?北海道といえばカムイだよね。やっぱかまどの神様とか意識する?獲れすぎた獲物はカムイ・モシリに返すよね〜」と出身地の話題を広げれば、話題も深まり、盛り上がること間違いなしでしょう。
どんな国や土地にもむかしは「神話」つまりかみさまの時代があり、人々はそういった目に見えない存在と自然に共存して暮らしていたとな。これはファンタジーの世界ではなく事実であるから面白いです。


「かみさま夜会」で話に登場したかみさまは沖縄で最近有名な「パーントゥ」や、ミクロネシアにいるうなぎの姿をした「リュキ」、北欧神話やSF世界の神話クトゥルク神話まで及びました。皆さんとのかみさま情報共有、面白かった〜。
音声は以下で聞くことができます!(友達の家で話している感がすごい。途中サウナの話してるし・・改めて聞くと世に出すの怖いけどまあいっかw)

night-omotenashi.tokyo



f:id:fuyuhatsutomete:20170124134441j:plain

 

そしてそして、阿佐ヶ谷A-CAMPで開催した
「マイ宗教をつくろう!」
参加者皆さんのポテンシャルに感動の、良イベントとなりました。

 

f:id:fuyuhatsutomete:20170124134649j:plain

今回のワークショップでは目的とルールをつくってみました。
目的→「自分にとって都合のいい世界をつくる」
「ルール」
①世界の構造を明確にする

②終末思想をつかう

③教義(10か条を使う)

さっくりと、宗教とは?宗教をつくる目的とは?世界の構造とは?終末思想とは?という論点で前語りをさせていただき、あとは「さぁ、つくってみてください!」という雑なボールを投げましたが皆さんけっこうスラスラとペンが走ります。

10個のマイ宗教と、1つの飲みサーができました!
1、トイレの神様
2、バナナ教
3、HAL教
4、ガチガミ教
5、正しい勉教
6、神呼教
7、ネオWi-Fi
8、逃げよう教
9、布団から出ない教
10、小さい神様教
11、A-CAMP教※飲みサー認定


1、トイレの神様
世の中はトイレの神様を中心にクリエイトとイクスペントという循環のシステムでできている。トイレは洋式が正しく、信者たちはトイレを清潔に保たねばならない。1日5分のトイレ内での瞑想やトイレを連想させる陶器のような美しさを保つ努力をし、身を清めることを課す。トイレットペーパーには教義の書き込まれたものを使用する。食事はカレーを推奨。排出の分インプットを行うこと。これらの教義が守られないと終末の時には・・・(以下略)

→「自分にとって都合のいい世界」というのを上手に盛り込まれています。例えば陶器のように美しくいようとする人が増えると美人が増えて嬉しい、といった点など。トイレという誰もが馴染み深いアイコンを使って世界観がシンプルに現れたマイ宗教でした。(む)

2、バナナ教(フルーツ教の下位概念)

f:id:fuyuhatsutomete:20170124141335j:plain

「人間はなぜ死ぬのか」という命題から始まったというバナナ教。教祖の瞑想の結果、それはバナナ大王が支配する世界におけるバナナポイントの増加によるものだというお告げがあったそうです。バナナポイントはふとした拍子にたまるので注意が必要です。それを避けるための教義が以下。①バナナマンは面白いことを信じる②さまぁ〜ずもバナナが育ちやすい季節をイメージさせるので面白い。③特に関係ないけどサンドイッチマンも面白い。④黄色はいい色。アイドルや戦隊ものを応援するときはイエローを応援すべし⑤バナナを罵倒してはいけない⑥バナナを無理に食べてはいけない(お腹いっぱいの時のバナナほど不味いものはない)⑦バイブルはDoleの社史⑧よしもとばななさんはかなり神聖な方なので敬った方がいい。

→若手芸人の信者を獲得できるかもしれません。「人はなんで死ぬのだろう」と暗い気持ちになったときにはこの宗教を思い出すとなんだか気持ちが晴れそうです。(む)


3、HAL教
不可知論から派生している。今、目に見えている世界は人間には想像の及ばない偉大な存在がスーパーコンピューターを使って何らかの目的で行っているシュミレート世界。何らかのきっかけによってシュミレートが終わればこの世界は無くなってしまう。それを避けるための教義が以下①聖地は「京」がある理化学研究所②ハルコイン(ビッドコイン)の使用推奨③猫動画が崇拝の対象④シミュレーション上のバグがすでに発生していないか確かめるために壁をすり抜けられるか1日5回試す。⑤SNSに毎日投稿する(バグがないか確かめるため)⑥シミュレーションを続けさせるために新製品は積極的に買う。特にApple製品。⑦パルコやルミネで買い物をする。広告戦略に乗っかる努力をする。

→哲学用語を引用した説明で引き込まれましたが最終的に信者像がミーハーな現代っ子になりました笑。世界にバグがあるかもしれないという世界観。ないことを証明するのも難しそうなのでワクワクします。(む)

 

4、ガチガミ教

f:id:fuyuhatsutomete:20170124143442j:plain

神様が居るところはすごく遠い。なぜなら神様はとても努力しているから。人間が3次元でもたもたしている間に神様は600万次元先まで行っている。神様は人類を自分に近づけまいと思考停止のためのトラップを仕掛けている。それに立ち向かうためには何世代にも渡って向上していくために継承を重んじ、己の幸福にとらわれず不要な争い(ネットストーキングなども含む)をやめ、適度な運動を心がけてユーモアとHIPHOP精神を忘れず、引きこもらず、好きなものを何でも食べる。

→ラップを音楽サイトに投稿することもあるというあみーびっく教祖。心なしか教義の中にも滲み出るHIPHOP精神。普段から考えていることを教義に落とし込んだというガチガミ教は見事投票によりベストオブマイ宗教と輝きました!(む)

5、正しい勉教
人はものを認知し、それを共有することでコミュニケーションをとることができる生き物。それができなくなる世界が訪れたらそれは世界の終末である。共有を失わないためには、筋トレをし、好き嫌いしないで見ている世界を信じる。学びの場をつくり場所を維持する努力をする(掃除など)。相手の世界を理解する努力をして、誰かの先生になる。たのしく学ぶ、これ要かな。

→あれ・・?小学校で習ったことってもしかして宗教だったのかな?と思わせる逆説的なマイ宗教。「あいさつしなさいよ、勉強しなさいよ」って言われたけど「何で?」って聞いて、答えてくれた大人はいたかなぁ・・。もしそんな子供に出会ったらこの説明をしてあげよう!(む)

6、ネオWi-Fi
この世界はルーター神によって形が維持されている。その電波を受け取っているのがスポットと呼ばれる存在。彼らのネットーワーク環境が悪くなると世界の安定は危機に瀕する。スポットは丸くて白いメガネをかけている場合が多い。そのため信者は丸くて白いメガネをかけている存在を見つけたら自分のWi-Fiを貸した方がいい。Wi-Fiカフェは神聖、スタバには一礼をすべし。有線LANは異端。月1で地下鉄のメ○○へWi-Fi環境を強化するようお願いすべし。でもWi-Fiが遅くても怒らない。見知らぬ人にもWi-FiWi-Fiのマークをお墓に入れるべし。挨拶は「こんにちWi-FiWi-Fiのマークと人間の腹部が似ていることから、男女ともに、お腹を見せながら)」

→補足不要。お墓にWi-Fiのマークをいれないといけないというところから急激にハードルのあがったマイ宗教でした。教祖、丸くて白いメガネかけてたなー。(む)

7、神呼教

f:id:fuyuhatsutomete:20170124150533j:plain

地球が宇宙に対してすごく小さいことはけっこう有名ですが神呼教の世界観はめちゃくちゃスケールがでかい。人間が把握している宇宙の外は神様でぎっしり埋め尽くされている。神様は最初その存在に気づいていたけど、最近は忘れかけている。神様に全く意識されなくなるとこの世界は消えてしまう。だから神様にかまってもらう努力をしなくてはいけない、ということで毎日神様に話しかけ、UFO呼ぶ儀式のごとく神様を呼ぶ集会を開きます。神様界にアクセスできるクラウドサービスが開始され神音源なるCDが発売されるでしょう。信心深い信者たちによって神呼堂がつくられます。

→スケールの大きさと実際の教義のギャップがいいオカルト感を出しています。オカルトファンの教祖ならではの世界観。わかっていない空間のことって言われると自由に想像できるから楽しい(む)

8、逃げよう教
宇宙は渦巻き状でそこから逃げ出さないと人類は生き残れないよ、というちょっとそれっぽい設定。助かるためにどうすればいいか、答えは単純「宇宙開発」。「より早い脱出を目指して頑張ろう」というスローガンのもと天体望遠鏡で毎日宇宙に異変がないか確認。宇宙飛行に一生に一度は行くことを推奨しており、ノアの箱船のようななるべく全人類が乗れるロケットの開発を目指す。脱出の際に迷惑がかかるので太りすぎない。頑張るけど、実験トラブルで休暇中に呼び出すのは教団の禁忌とする。

→宇宙関係の仕事をしている教祖ならではの視点で見事自分にとって都合のいいマイ宗教をつくっていただきました。夢ある・・!(む)


9、布団から出ない教

f:id:fuyuhatsutomete:20170124140428p:plain

宇宙を運営しているのはブラッケストと呼ばれる漆黒存在。彼らは一月の労働時間が300時間を切ると発狂して死んでしまう。過剰労働を美徳とする彼らは適正労働やニートは苦行。代わりに人間に代行させようとしている。しかし、昨今の人間は働きすぎていてブラッケストは怒り狂っている。このままでは宇宙はブラッケストの怒りのままに消されてしまいかねない。そこで生まれた教義は①家から出ない②布団から出ない③働かない③だらだらする④食う⑤寝る⑦ゲームをする⑧漫画を読む⑨テレビを見る⑩出家を敬う、、①〜⑨を徹底することができる人間は全員ではない。やりがいや目標を持ってうっかり働いてしまう人間が必ずいる。そういう人はどうすればいいか?出家した人間を敬いお金を払うべし。

→出家することを敬う人間を敬う仕組みを設定しているのが秀逸・・なんだか当てはまる事例もけっこうありそうです(む)
この宗教を作られた架神さんのブログはこちら→

【1/21-22】新興宗教「布団から出ない教」 - カガミ・ドット・ネット



10、小さい神様教

人間の中に一体ずついる小さな神様。その神様と対話することができる人物が存在することを信じる。教義は2つ。①新しい考えを持たない②言われたことだけすればいい。

 

→シンプルだけどすごく怖い。選択肢が増えたこの世界において「もう誰かが全部決めてくれー」と考えている人って実はけっこういるんじゃないかと思う。学校、就職、結婚相手、、自分で選んでぜったい正解だろうか?考えさせられる。それでも自分で選びたいし、その道は本当に自分で選んだのか?(む)


最後に!
11、A-CAMP教 ※飲みサー認定

f:id:fuyuhatsutomete:20170124154230j:plain

イベント会場となったシェアハウスA-CAMP管理人によるマイ宗教。お酒の神様を祀っており、唱え言葉は「飲もうよ!」だそう。お酒かおつまみといったお供えものを持って週末集まることで楽しくなり来週へのやる気が生まれ、住人が潤い、シェアハウスの終末「住人がいなくなる」ことを防ぐことができる。禁忌は一気飲み、ウコン推奨。・・・飲みサーじゃないか!というツッコミとともに「週末思想・・・」とウマいことつぶやいた人もいましたとサ。


f:id:fuyuhatsutomete:20170127201704j:plain

(む)